予約約3カ月待ち“冷蔵庫の残り物”だけで15品 出張料理人・カオリさんの魔法のような超時短メニュー
お客さんの自宅にある冷蔵庫の食材だけを使って、絶品料理を次々と作り上げる出張料理人、カオリさん。冷蔵庫の中身を巧みに活用し、驚きの料理を完成させるその腕前には、なんと3カ月先まで予約が殺到するほどの人気があります。
今回は、そんなカオリさんが繰り広げる魔法のような料理作りを密着取材しました。
ひらめきが光る一品 生麩で作る、驚きのハムカツ
「すき焼きでしか見かけない…」と冷蔵庫で眠りがちな“生麩”を見つけたカオリさん。「これ、余りがちなんですよね」と、にこやかに言いながら、さっそく手を動かします。
まずは生麩に切れ目を入れ、そこにスライスチーズをサンド。大葉とチーズ生麩をベーコンで巻いていきます。そして、パン粉をまぶし、フライパンでこんがりと揚げ焼きに。
こうして完成したのが、生麩のハムカツ! 外はサクサク、中はもちもちで、チーズがとろけ出す至福の一品です。いつの間にか冷蔵庫で眠っていた生麩が、食卓の主役になっていました。
家庭料理のあったかスープで、食卓に癒しを
次に取り出したのは、どの家庭にもある“たまねぎ”。カオリさんは迷うことなく皮をむいてスライス。その後、キューブ状のコンソメブイヨンを使います。これをお湯に溶かし、炒めた玉ねぎと合わせると、たった数分でうまみたっぷりのオニオンスープが完成しました。
たまねぎの甘みが引き立ち、体の芯から温まる優しい味わいに! パパッと作れるこの一品、忙しい家庭にもぴったりです。
冷蔵庫の常連「納豆」がごちそうに!
「これもけっこう余りやすいんですよね」と、カオリさんが手に取ったのは“納豆”。旦那さんはよく食べるけれど、お子さんには不評でつい冷蔵庫に残りがちとのこと。
そこに米粉・片栗粉、鶏ガラスープの素、溶き卵を加えたボウルに入れ、刻んだニラと玉ねぎと一緒に混ぜ込みます。納豆を投入してフライパンでじっくり焼けば、ふわふわの納豆チヂミの出来上がり!
ネバネバ感は加熱によって和らぎ、香ばしく食べやすい味に。これは納豆が苦手な子でもぺろりと食べきれそうです。