インパクト抜群の「ミニ海鮮丼」知多市「和創作いろは」で堪能する贅沢ランチ ギャップは店主の静けさ
料理の迫力と、店主の静けさ。そのギャップが話題を呼んでいるのが、知多市の人気店「和創作いろは」。インパクト抜群の料理の数々と、愛されキャラの大将・平野さんを取材しました。
うまみたっぷりの名物「知多牛ひつまぶし」
11時30分の開店と同時に次々と客が入り、あっという間に満席。名物は知多牛の希少部位「シンシン」を特製ソースで焼き上げた、見た目も味もゴージャスな「知多牛ひつまぶし」。だしをかけて楽しむ上品なシメも絶品です。
さらに、豪華すぎる海鮮丼にはズワイガニやマグロの頭肉、トビコに卵黄までトッピング! 天ぷらや茶碗蒸しも付いて1870円という衝撃価格です。
お肉も海鮮も楽しみたいなら「知多牛ランチ」で決まり。そのビジュアルに、誰もが思わずカメラを向けてしまうのも納得です。
すっぽん鍋に贅沢ひつまぶし!? 度肝を抜く限定グルメ
カメラを向けたくなる料理はまだまだあります。例えば、1人前1980円の「すっぽん鍋」や、むね肉・心臓・レバーに至るまで盛り込まれた刺し身盛り合わせ。
さらに5月限定の「贅沢ひつまぶし」は、すっぽんだしでいただく知多牛とズワイガニのひつまぶしという夢のような組み合わせ! ウニやイクラまで乗って、まさに贅沢を極めた逸品です。
豪快料理なのに“超ささやき系”!
厨房から聞こえる調理の音に反して、店主・平野剛志(たけし)さんは超ウィスパーボイス。見た目にも華やかな料理を生み出す一方で、実はとっても控えめな“ささやきボイス”の持ち主なんです。そんな大将の1日を追ってみました。
朝9時、大将が向かったのは「和創作いろは」から約1キロの場所にある「おうちでいろは」。2024年9月にオープンした手作り弁当の店です。声は控えめでも、その味は堂々たる実力派! 口コミで評判が広まり、今や大人気になりました。
ふっくら白身フライに自家製ふわとろタルタルをのせた贅沢なのり弁は、おかず6品付きでボリューム抜群!
さらに、知多牛を贅沢に使ったローストビーフ弁当も大好評。まるで「牛まぶし」をお家で楽しめるかのような味わいです。
小さな声に秘めた大きな情熱 ようやく聴けた“大将の歌声”
開店からわずか10分、大将は私服に着替えて次の現場へ向かいます。ちょうど「和創作いろは」ではランチタイムがピークに差しかかる頃。大将は静かに厨房へ入り、淡々と仕込みを開始します。
たまに常連さんに話しかける姿も見られますが…その声はやはり聞き取りづらいほど小さめ。お母さんや中学時代の友人に聞いても、「あれが普通」とのこと。密着取材を続けても、大将の声はなかなか聞こえてきません。
でも、まだ終わりじゃない! なんと、大将が行きつけのバーに連れて行ってくれることに。お酒が進み、少しずつ場の空気も和らぎます。
もしかして、ついに声が聞ける。カラオケでついに声が聞ける瞬間が訪れました。選曲はまさかの『POISON』(反町隆史)。
地元に愛される場所を作り、雇用を生み出したいという情熱を秘めた大将。その静かなパワーと料理への想いが、確かに感じられました。