「つなぐことの力を信じ取り組んだ」中経連の水野会長が退任会見 初の女性理事も誕生へ
2025年6月に退任する中部経済連合会の水野明久会長が19日、最後の定例会見を行い5年間の任期を振り返りました。
水野会長はこの5年間について「特に大切にしてきたのは広域連携と産学官連携の2つの柱。つなぐことの力を信じて取り組んできた」と述べました。その上で最も印象深いこととして、中経連と名古屋市が設けたイノベーション拠点「ナゴヤイノベーターズガレージ」の取り組みを挙げ、「若い人たちが語り合って動き出せる『たまり場』を目指してきた。おかげで、年間400以上のプログラムを行っていて、延べ17万人が利用している」と成果を語りました。
また、次期会長に内定している同じ中部電力の勝野哲会長については「一緒にずっと仕事をしてきている。リーダーシップに長け、行動力のある人」と期待を示しました。さらに、中部電力の林欣吾社長や、中経連初の女性理事となる東海東京証券の北川尚子社長ら6人を新たな理事候補に選任したことも発表しました。
理事は6月18日の定時総会で正式に就任し、総会後の理事会で役職が決まる予定です。