次々と客が訪れる"山の中の魚屋" 人気の秘密は魚大好き女性店員が目利きする“めずらしい魚”と“接客”
「山あいにありながら、まるで港町のように新鮮な魚が並んでいる」とのウワサを聞きつけて訪れたのは「項明水産 松平漁港」。想像をはるかに超える品揃えと魅力にあふれた唯一無二の魚屋です。今回はその秘密に迫るべく、密着取材しました。
新鮮すぎる海の幸! まるで漁港のような店内
到着したのは、緑豊かな場所に佇む「グリーンセンター松平店」。新鮮な野菜に加えて、店内の一角に、気になる話題のコーナーを発見。そこには、山奥とは思えないほど新鮮な海の幸がずらり。まるで港町に迷い込んだかのような品ぞろえです。
その名も「項明水産 松平漁港」。切り盛りするのは、若き店長・岸希乃さん。彼女が自信をもっておすすめしていたのは、味噌がぎっしり詰まったタカアシガニ。そして、珍味好きにはたまらない、ヤナギダコ卵も並んでいました。
「魚種の豊富さがすごい!」とお客さんも口をそろえる通り、刺身や煮つけにぴったりのサメガレイや、鍋に最適なカジカなど、希少な魚が勢ぞろい。料理に自信がない人でも安心。おすすめの調理法も、丁寧に教えてくれます。
朝3時の一色漁港へ 店長の仕入れに密着!
休憩中、岸さんが真っ先にチェックするのは“風をみるアプリ”。翌日の仕入れ計画に欠かせないそう。風が弱い日は漁船も多く出漁できるため、上質な魚が期待できるとのこと。
そして翌朝3時。松平から約40km離れた「一色漁港」のセリへ。威勢のいい声が飛び交うなか、岸さんも堂々と仕入れに参加します。夜明け前の港で、めずらしい魚を目利きして仕入れるのが、彼女にとっては日常茶飯事なんです。
JAからの誘いが転機に 異色の魚屋ストーリー
魚が大好きだった幼少期の夢をかなえ、水産高校へ進学。卒業後はクラスでただ1人、魚屋に就職。やがてJAからの声がけで、縁もゆかりもなかった豊田の山奥に「松平漁港」をオープンしました。
今では岸さんのファンも続々と訪問。地元中学の校長先生までもが彼女の接客に惹かれて通うほどだそう。まるごと1匹での販売なら、加工代がかからない分、お得に買えるのも魅力。中には3〜4割も安くなるケースもあります。












