「愛知・知多半島の食文化を広めたい」“たまりじょうゆのうな重”きっかけで展示会 脱サラした男性の思い
中定商店 中川代表:
「正直、いまのままだと続けていくことも大変な状況なので。使ってもらって少しでも増えていけば、次の世代にもつないでいけます」
「地元にいても知らなかった」知多半島の魅力を再発見
ほかの展示物にも、ある共通点が。
中定商店 中川代表:
「知多半島に箱すしという郷土料理があるんですけど、なかなか食べられなくなってきていると聞いて寂しいなと」
自分が「おいしい」と思ったものが、近い将来なくなってしまうかもれない。何か自分にできることはないかとの思いから、この展示会を開いていました。
しょうゆの試食コーナーも
展示会を訪れた客に話を聞いてみると「知多半島って、いろんなものがあるんだな」「地元に住んでいても知らないことがたくさんだった」と驚いた様子。
訪れた客:
「普段はスーパーのしょうゆを買ってしまうんだけど、地元民として一度使ってみたい」
展示会には実際にしょうゆなどを試食できるコーナーもありました。
訪れた客:
「昔はたまりじょうゆとか豆みそとか食べていたのに最近は食べられていないので、なつかしくて。これも買っていきたいです」
歴史ある郷土のおいしい食材がいつまでも食べられる世の中にしたい。松岡さんの思いは確かに伝わっていました。
つけたろう株式会社 松岡さん:
「特に半島とかって、高速が通ってない、電車が通ってない、アクセスが難しいとかガラパゴス化している地域があると思います。だからこそ独自に発展した食文化があるし、知られていない。そこに関わることで、知るきっかけをつくれたらうれしいなと思います」