明治以降に輸出され海外の社交場を彩ったカップ&ソーサ―190点を展示 横山美術館
明治時代以降に輸出され、海外の食卓を彩ったカップ&ソーサーの名品を紹介する展覧会が名古屋で開かれています。
横山美術館 原久仁子学芸員:
「明治6年(1873)のウィーンで開催された万国博覧会で、日本の陶磁器が注目を受けたことがきっかけになっています。元々は江戸時代に輸出されていた『煎茶椀と小皿』が、あちら(外国)で組み合わされて使われるようになったのがカップ&ソーサーの始まりです」
展覧会にはオールドノリタケをはじめ、明治時代以降に全国各地で生産・輸出されたカップ&ソーサー、約190点を紹介しています。繊細な絵付けや、金箔を施した美しい陶器は当時の海外の富裕層に愛され、食卓やサロンなど社交の場を華やかに彩りました。
この展覧会は8月31日まで開かれています。