年代別「資産形成」のポイント 10代から60代「知っておきたいお金の基本」と「今すぐ始めたい行動」

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給与と年金「ひと月50万円を超えなければ、減らされることはありません」

50代は会社員の生涯年収がピークを迎える世代です。子どもが独立して収入に余裕が生まれ、財布のひもが緩む家庭も多いでしょう。しかし、50代を過ぎたらすぐに定年は見えてきます。「役職定年」や「定年」が解かれた時の収入の落差は大きいので、気を引き締めて自分の固定費や変動費を見直し投資を続けましょう。

―――退職金の使い道のコツは?
「退職金をそのまま貯金に回す人もいると思いますが、退職金も3つの財布に分けておくのが良いと思います。1つ目は普通預金、2つ目は定期預金や個人向け国債。そして3つ目はNISA口座。3つ目の財布はいくらなら積み立てられるのかを割り出して、毎月NISA口座に入れていくことをおすすめします」

【動画で見る】FPが解説! 人生100年時代のお金の戦略

【60代以降】土台を固めた「揺るぎない資産形成」こそバラ色の老後を作る

健康寿命と平均寿命

60代以降は“人生の後半戦”をどう過ごすかを考える大切な時期です。仕事や子育てを終え、自分の時間が増えるこのタイミングでこそ「これからどう生きたいか」を見つめ直すことが求められます。

山口さんがすすめるのは「健康上の問題がなく日常生活を送れる期間」までにやっておきたいTODOリストを作ることです。例えば愛知県の男性の健康寿命は72.85歳、女性は76.09歳。ここまでにやっておきたいことをリスト化します。

山口さん:
「やりたいことがないと、自分が亡くなるときに金融資産残高がピークに達するんです。せっかく貯めたお金を使わずに亡くなる。それじゃあ『何のためにお金を貯めていたの?』って。まずは健康なうちに自分が本当にやりたいことって何なのか、何でもいいから書き出すんです」

ポイントは、近い将来やりたいことと、遠い将来やりたいことに分けて書くこと。

「お金を考えることは人生を考えることなんです。やりたいことを書き出して整理することで、やりたいことに対して、何年後までにどれぐらいお金が必要だな、といったことまで考えられるようになります」

老後のお金の図を作る

次に老後に必要なお金「自分編」を作ります。

まずは長方形を書きます。必要なのは生活費と老後に受け取れる年金。そしていつまで働くかを決めて書き込みます。縦軸は1カ月に必要な生活費、横軸は60歳から100歳までの年齢です。

例えば、1人で生きていく場合、75歳まで働くとして、毎月の生活費に必要な15万円は自身の労働で賄います。75歳以降は年金+αの収入、合わせて15万円が生活費。仮に年金が10万円だとしたら、月々5万円足りません。12カ月で60万、100歳まで生きようと思うと残りは25年なので、1500万円足りない計算になります。

夫婦の場合や自営業の場合になるとそれぞれ条件が違ってくるので、自分に合わせた図を描いて老後のお金を知ることが大切です。

■山口京子さん
愛知県名古屋市出身、金城学院大学卒業。ファイナンシャルプランナー。フリーアナウンサーからお金好きが高じ、2000年よりファイナンシャルプランナーに。プライベートでは、マイホーム購入後、持ち前の貯めワザにより住宅ローンを2年で完済。テレビ出演のほか、「KOKUSAIには愛がある in あいち」イメージキャラクターに就任。新刊「お金も人生も薔薇色!老後計画」はじめ著書多数。

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