「そのまま外に出るのは怖い」運転免許の技能教習課程が変更 MT車の免許目指す教習生からは不安も
MT車“路上教習なし”のまま路上へ出るのは「怖い」
道路交通法の改正により、2025年4月からはマニュアル車の免許取得を目指す人も、オートマ車での技能教習が主となります。従来は34時限あったマニュアル車での技能教習は4時限にまで減り、路上教習はなくなります。
久保副校長:
「1時間もマニュアル車で路上教習に出て行かないので、運転する人が不安になる気持ちはよく分かります。猶予期間に社員教育、車の発注など、課題は山積みです」
納車に半年…教習所はAT車の台数増加に四苦八苦
城北自動車学校では、4月になってもすぐに新課程に移行できないと嘆いています。
久保副校長:
「オートマチック車を使っての教習がほとんどとなる関係上、自動車教習所としては、オートマチック車の台数を増やすという対策をしないといけません。補助ブレーキなどの特殊な装置をつけた車をたくさん発注するので、膨大な時間がかかっています」
城北自動車学校は現在、オートマ車を約40台用意してあります。新課程に対応するには少なくともさらに5台以上は必要で、納車には半年以上かかる見込みです。準備は進めているものの、すぐに新課程に対応できないのが現状です。
今回の法改正には移行期間があるため、城北自動車学校は4月以降も当面、現在の教習課程を継続します。