「創業105年の老舗銭湯の火を守れ」継いだのは脱サラした28歳の若者 日本の伝統文化を守る使命感
銭湯文化のバトンをつなぎたい
番台に立つだけでなく、こうした裏方の作業がとても重要なのです。でも、苦しいことばかりではありません。岡村さんは、あるやりがいを見つけていました。
岡村さん:
「銭湯っていうのは人と人との距離が近い商売になるので、すごく近くでお客さんの喜ぶ顔とか、ありがとうの声をいただけるというのはすごくやりがいになっています。(銭湯は)日本特有の文化なので、それを継承して守り続けていくっていうのは、仕事をするうえですごいモチベーションになっています」
日本特有の文化を守りたい。岡村さんの挑戦はまだ始まったばかりです。
岡村さん:
「僕が先代からバトンを渡してもらったように、僕もいずれ誰かに八千代湯という店を渡して、僕は150年目指して、その先に200年とか。八千代湯がどんどん続いていけるようにがんばりたいなと思います」