「店で輝いて」20代女性が推しのホストに一夜で114万円 ホストに貢ぐため風俗店で働く女性も
いま、ホストと客を巡る事件が後を絶ちません。最近ではホストクラブの客で当時23歳の女性を派遣型風俗店に紹介したとして、名古屋市中区のホストクラブ経営者ら4人が逮捕されました。
取材した女性も「応援したいから」とホストクラブを利用する客の1人。もともと保育士として働いていましたが、ホストクラブに通い始めて生活が一変。お金が足りなくなり、店舗型の風俗店で働き始めたといいます。なぜ、そこまでしてホストクラブに通い続けるのでしょうか。
女性がホストクラブに通い始めたのは約1年前。1回で支払う金額は15万円ほど、これまでに350万円ほど使ったといいます。「職業はヘルスです。最初はパパ活して…みたいな感じですかね」。
もともと女性は保育士として働いていました。しかし、ホストクラブに通うようになってからはお金が足りなくなり、店舗型の風俗店で働きはじめたといいます。
なぜ、そこまでしてホストクラブに通い続けるのでしょうか。
女性:
「応援したいからですかね、その人を。売り上げのランキングがあるんですけど(ランキングが)1つでも上に上がってほしいという希望ですね」
記者:
「推しにお金を使うみたいな?」
女性:
「そうです、そうです」
42万円のシャンパンでホスト全員で「オールコール」
ホストクラブの実態はいまどうなっているのか。名古屋市中区にあるホストクラブ「NO NAME」を訪れました。この店では約20人のホストが働いていて、客の7割は20代。この店が力を入れているのが「コール」です。
NO NAMEオーナー 未来さん:
「TAX(サービス税)・消費税込みで42万円からのシャンパンは“オールコール”というコールをやります」
ここの店では、高級シャンパンの注文が入った時に全てのホストが集まり、女性客を盛り上げる演出をします。
ホスト:
「ありがとうございます! (シャンパンを開ける音と拍手)よいしょー」
1本50万円の高級シャンパン「ロジャーグラートロゼ」の注文が入りました。
ホスト:
「名古屋が変わる! 俺らが変える! 飲み干す。姫様に乾杯! エッサエッサエッサエッサ、ウリャ! ソリャ! ウリャ! ソリャ! ウリャソリャワッショイ」
高級シャンパンを注文したのは、まだこの店に数回しか足を運んでいないという20代前半の女性客です。
女性客:
「ホストらしくあおってくれるのが好きだから、このお店でも輝けるように頑張ってください。よいしょ!」
ホスト:
「最高級シャンパン、僕の顔を立てていれてくれてありがとうございます。僕もホスト人生が長い中でこんなにいい姫(客)と出会えることは本当にレアで、なかなかないことだと思っています。絶対に後悔させないので、これからもよろしくお願いします。よいしょ!」