「張り紙」「遺留品」「都市伝説」行方不明にまつわる物品や情報を集めて分類する異色の展示会が開催
行方不明にまつわる物品や情報を集めて展示した話題のイベント「行方不明展」が名古屋市中区大須の大須商店街で開催されています。
怪談作家の梨さんと、テレビ東京のプロデューサーの大森時生さんが手がけた同イベント。会場内には謎の叫び声がするという奇妙な電話ボックスに、とある中学校の準備室から発見された「どうしたらユクエフメーになれますか」と書かれた紙など、奇異な作品が多数展示されています。
※展示内容はすべてフィクションです。
「謎の叫び声がする」との通報が
最初に目に入るのが使い古されたような公衆電話。この公衆電話が設置されている周辺で「謎の叫び声がする」との通報が相次いだそうです。通報した人は一様に「中に人がいたのを見たが、姿はぼやけていたようで思い出せない」と話しているとのこと。平日限定で中に入ることもできます。
壁にもさまざまな展示があります。中学校の準備室から発見された「ウィジャボード」。
展示の説明には《いわゆる「こっくりさん」に相当する存在に「行方不明になる方法」を教えてもらった数名の生徒が、その翌日に忽然と姿を消した、というものです》とあります。
ウィジャボードをよく見ると、右下に逆さまで
・どうしたらムシされなくなりますか
・どうしたらあなたに会えますか
・どうしたらユクエフメーになれますか と書かれています。
しかも3行目には二重丸がつけられ、その翌日に生徒は忽然と姿を消したということです。もしかしたら行方不明になる方法を教えてもらい、どこかに行ってしまったのかもしれません。
さらに観光協会の事務所で発見された双眼鏡ですが、事務所は去年取り壊されたといいます。観光施設が営業していた頃には深夜に事務所の望遠鏡をのぞき込むと、違う場所が見えるとの噂が流れていたそうです。実際に望遠鏡をのぞいて、確かめてみてください。
「行方不明展」
開催日時:2月14日(金)~3月30日(日)10時~午後7時
会場:大須商店街 仁王門ビル(名古屋市中区大須2丁目18-45)
料金:大人2200円、小中高生1600円
※展示内容はすべてフィクションです。