「被災地を感じて」焼失を免れた石川県輪島市の漆器 「すす」がついた状態で展示・販売

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全国の陶磁器を一堂に集めたイベント「やきものワールド」が2025年も始まりました。2025年は名古屋市港区のポートメッセなごやに場所を移し、規模は2023年11月開催と比べて約3倍になりました。美濃焼や常滑焼、備前焼や有田焼など愛知県内外の窯元や産地から約240のブースが出展しています。

ツボが100万円

越前焼の窯元・榮山窯のツボです。1週間以上かけてじっくりと焼き、さらにその際、窯の中の酸素を極力少なくすることで、この深みのある青が出てくるそうです。


石井俊大アナウンサー:
「こちらのツボ、お値段なんと100万円です」

被災した小西庄五郎漆器店

会場には能登半島地震の被災地を支援するためのブースもあります。展示されている作品を見てみると、火災による「すす」がついています。

石川県輪島市の朝市通りに店を構えていた「小西庄五郎漆器店」は、地震、そして火災の被害に遭いました。しかし、漆器を保管していた上の階には、防火扉があったため漆器自体は、無事でした。ブースでは、震災の被害を伝えるため、あえて「すす」を取り除かず、焼けてしまった店から搬出されたままの状態で展示・販売しています。

陶器で組み合わせたロボットのような作品も

子供のころからロボットアニメが大好きだった、愛知県瀬戸市を拠点にしている若手作家の作品です。実は腕や足、顔などをそれぞれ作り、組み合わせています。まるでロボットのような作品、作品名は「ロボットヒーロー」です。

やきものワールドは3月4日までです。

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