「物流も活性化されていく」東海環状自動車道の工事現場を公開 湧き水の影響で工事に遅れも
東海環状自動車道の開通予定区間の工事現場が2月21日、報道陣に公開されました。2025年4月には全線の8割が開通しますが、工事が進んでいないところもあり、全線開通は未定となっています。
愛知県、岐阜県、三重県にまたがる東海環状自動車道では今、全線の開通に向けて工事が行われています。21日は岐阜県の山県インターチェンジから本巣インターチェンジの間で行われている工事の様子が報道陣に公開されました。
この区間では現在、料金所の設備や標識の設置など、開通に向けた工事が最終段階を迎えています。4月にこの区間が開通すると、東海環状自動車道の全体の約153キロメートルの8割ほどが開通します。
ただ、湧き水によってトンネル工事が遅れているところもあり、全線が開通する時期は未定となっています。全線が開通すると東海北陸道や名神、新名神高速道路とつながり、さらに利便性が向上します。
国土交通省岐阜国道事務所 桑原良輝副所長:
「全線開通によって、時間を短縮しながら各地の観光や施設を巡ってもらうことができる。物流も活性化されていくと思う」