警察は検視と特徴を確認、葬儀会社は遺体を棺に 大地震発生の想定で遺体安置所の運営訓練 愛知県西尾市
大規模災害で多くの人が亡くなった際に、速やかに遺体を遺族に渡せるよう、遺体安置所を運営する訓練が2月13日、愛知県西尾市で行われました。
災害時の遺体安置所に指定されている西尾勤労会館で行われた訓練には、市の職員や警察官、消防職員ら約60人が参加しました。訓練は大地震が起きて多くの犠牲者が出たとの想定で行われました。
市の職員らが設置した遺体安置所に、消防によって身元不明の遺体に見立てた人形が運び込まれました。そして警察官が遺体の検視を行い、身長や体格などの特徴を確認した後、安置スペースに運ばれ葬儀会社の職員が棺に納めました。
その後、市の職員が遺体を遺族に引き渡す手続きも行い、遺体安置所の開設から引き渡しまでの役割や手順を確認しました。
西尾市危機管理課 鈴木徹主任主査:
「市役所の中でもまだまだ防災意識は決して高いとは言えない。各部署が災害時の自分たちの役割を認識して自分たちで動いていけるといいかなと思う」