卵の高騰で注目される“殻を外した卵”「液卵」 猛暑や鳥インフル影響避けられ価格も安定、長期保存も可能

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夏に多く製造することで、価格を一定に保つ

白井さん「今後の卵の在庫次第では、現状の価格維持が難しくなる可能性もある」

最後は「価格の安定」です。実は液卵は1年を通して価格がほとんど変わりません。丸鳥鶏卵では、市場での相場が下がる夏に多く製造しておいて卵の需要・価格が高くなる冬の分までストックします。こうして価格や供給を安定させているんです。

ただ、今後の卵の在庫次第では、現状の価格維持が難しくなる可能性もあるそう。丸鳥鶏卵の白井さんは「今後もニーズに合わせて製造したい」としています。

Mサイズ6個分で250円、少し割高か

販売数は2023年以前に比べて約1.5倍に増えた

ちなみに近年は業務用だけでなく、家庭用の需要も高まっています。丸鳥鶏卵は5年前から家庭用の凍結液卵をインターネットで販売していて、価格はMサイズの卵6個分相当で250円です。

量を考えると少し割高かもしれませんが、長期保存や調理の時短というメリットを考えたら手に取る理由になりそうです。丸鳥鶏卵によると、家庭向けの液卵の販売数はエッグショックで卵が高くなった2023年以前に比べて、1.5倍まで伸びたといいます。

卵を選ぶ際に液卵を選択肢の1つとして考えてみてください。

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