愛知県の入浴料金530円に 光熱費高騰に悩む街の銭湯「企業努力はしているが、もう努力しきれない」
こうした中、愛知県で2月7日、銭湯の入浴料金の値上げについて有識者らの意見を聞く会議が開かれました。
会議では、銭湯の大人の入浴料金を500円から30円値上げして、530円とする案が県から示されました。12歳未満の料金は据え置かれました。県は銭湯の経営実態についての調査結果をもとに、電気代や燃料費などの高騰で現状の料金のままでは銭湯の経営がさらに深刻になると判断しました。
この案に対し、銭湯の経営者や利用者、有識者から反対意見はありませんでした。大人の入浴料金を30円値上げする新しい料金は、事務手続きを経て4月1日から改定される予定です。
愛知県公衆浴場業生活衛生同業組合 高井洋明理事長:
「利用していただく市民の皆さまには本当に心苦しいです。多くの人に来ていただくように、それぞれの店が努力していくので、何とかこのまま銭湯文化を絶やさないようにやっていきたい」