源義経が源頼朝に宛てた手紙を発見か 明治時代に建てられた蔵からお宝見つかる 愛知県豊根村
愛知県の北東部、奥三河地方にある豊根村は愛知県で最も人口が少ない山間の村。ここから「古い建物にお宝があるかもしれない」との情報を入手しました。情報主とともに旧家の蔵の中を調べてみると、お宝が次から次へと見つかりました。
情報の送り主は豊根村で暮らす村松久暢さん。豊根村でも有数の古い家系を有しており、久暢さんで29代目になるといいます。名古屋でライブハウスを経営していた久暢さんですが、コロナ禍で閉店を余儀なくされる事態に。それをきっかけに、約15年間空き家となっていた豊根村の祖父の家へ3年前に移住し、新たな生活をスタートしました。
引っ越した祖父の家は築160年近くになる母屋と明治時代に建てられた蔵があります。現在は蔵の1階部分を使って駄菓子屋を営業。
2024年10月にオープンしたばかりですが、地元の子どもたちでにぎわう人気店になっています。
蔵の2階でお宝探し
蔵の2階はまったく手つかずの状態のままになっているとのこと。久暢さんと一緒に蔵の2階に上がってみると、約10畳のスペースに古めかしい木箱がいっぱい。いかにもお宝がありそうな雰囲気が漂っています。
最初に見つけたのは、明治から昭和初期にかけて普及した炭を入れて使うアイロン。まるで教科書に載っていそうな古道具です。
棚を開けてみると、出てきたのは代々伝わったと思われる鎧。さらに別の場所からは立派な槍も発見されました。
さらに棚の奥から見つかったのが「家宝的文書」と書かれた箱。中には書物とともに、1本の巻物が入った白木の箱が納められていました。
村松家には「源頼朝の書か手紙がある」との話が伝わっていました。源頼朝といえば熱田で生まれた愛知県にも深く縁のある人物です。俄然、期待が高まります。
源頼朝のお宝大発見!? プロに鑑定を依頼
次から次へと見つかった“家宝”に興奮する久暢さん。これらが本物であるか確認するため、鑑定歴20年、約5万点の鑑定実績を有する北岡技芳堂の鑑定士・北岡淳さんに調べてもらいました。