宮沢賢治ゆかりの楽器や絵画勢ぞろい 賢治所有のビオラを作った鈴木バイオリン社のある愛知・大府市で展示
童話作家の宮沢賢治が持っていた楽器などを展示した企画展が、愛知県大府市の大府市歴史民俗資料館で開かれています。
「銀河鉄道の夜」などの作品で知られる宮沢賢治は音楽にも造詣が深く、チェロを弾いたり、教え子らにバイオリンを購入してたりして、演奏を楽しんでいました。企画展は、宮沢賢治が持っていたビオラなどの楽器が大府市の鈴木バイオリン社製だった縁から、大府市で開催されています。
会場には宮沢賢治が持っていたビオラや絵画など約30点が展示されています。宮沢賢治が約100年前に買ったとされるバイオリンは、弦や駒以外は当時のままで、現在も深みのある音を奏でることができます。このほか、宮沢賢治が農学校で教員をしていた頃、教え子に贈ったというレコードやバイオリンケースなども展示されています。
大府市歴史民俗資料館 水谷理耶子さん:
「展示をきっかけに、賢治さんの作品や音楽もちろんですが、たくさんの人に来てもらえるとうれしい」
この企画展は入場無料で、5月18日までです。