埼玉の「道路陥没事故」を受けて愛知県が下水道を緊急点検 矢作川流域下水道で異常がないか確認
埼玉県八潮市での道路陥没を受け、愛知県が県内の下水道の緊急点検を始めました。
2月3日に調査したのは、愛知県が管轄する中で最大の下水処理能力を持つ矢作川流域下水道です。この下水道では岡崎市や豊田市などの約77万人分の下水を処理しています。調査員が岡崎市内のマンホールに入り、下水管の中に土砂がたまっていないかや、壊れている部分がないかなどを確認しました。
埼玉県八潮市で発生した道路陥没は下水管の損傷で起きた可能性があり、国土交通省は、一定規模以上の下水道を管理する自治体に対し、緊急点検を実施するよう求めていました。
愛知県建設局上下水道課指導管理室 山口泰志 室長:
「日々の維持管理をしっかりと地道にやっていくことが大事だと思う」
調査した場所では異常はなかったということで、今後も矢作川流域下水道のマンホール約150カ所を調査する方針です。