イチゴの品評会にも2024年の夏の猛暑の影響が 発育が遅れ出品数が予定の8割程に止まる
愛知県内で生産されたイチゴの出来栄えを競う品評会が愛知県津島市内で開かれました。この品評会は、イチゴの品質向上と消費拡大を目的に、愛知県などが開いていて、2025年で37回目です。
今回は、県農業総合試験場とJAあいち経済連が約5年かけて開発した新品種の「愛きらり」が初登場したほか、「紅ほっぺ」や「章姫」など、あわせて7品種、162点が出品されました。
JAあいち経済連によりますと、当初は210点の出品を予定していましたが、夏の猛暑の影響で発育が遅れ、予定数を下回りました。品評会では、イチゴの形や光沢感などの見た目や糖度などが審査され、最優秀賞の農林水産大臣賞には、岡崎市の鈴木栄滋さんが作った「紅ほっぺ」が選ばれました。
愛知県いちご生産組合連合会 鈴木彰会長:
「やはり夏の高温で秋も熱いという状況で、花芽の方がかなり遅れました。品物としては、味ものっておいしいイチゴが仕上がりました」