1日で火災が11件発生した日も 火災が起きたら煙の動きを把握 壁をつたっての避難も有効

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火災の煙を疑似体験

備えをしても火災が発生してしまった場合、身を守るにはどうしたらよいのか。火災が起きた時の「煙」を疑似体験できる設備です。火災が起きた時、特に「煙」に注意です。火災の煙は一酸化炭素などの有毒ガスを多く含むので、煙を吸い込むことで中毒を起こし、最悪の場合は死に至ることがあります。

豊田市消防本部予防課 吉川雄介さん:
「ハンカチやタオルを持っていたら濡れた状態で口や鼻を覆ってもらうと良い。ない場合、(服の)袖などで覆ってもらえればいい」

煙の中でも下が上より見やすい

さらに煙は視界を奪います。煙の動きを把握して避難する必要があります。

豊田市消防本部予防課 吉川雄介さん:
「煙は上から順番に下に降りていく。低い姿勢になることで、下が上より見やすく、煙だけでなく熱も上から下におりてくるので」

壁をつたってスマホのライトを使って照らす

ただ、時間が経ち、煙が充満すると低い姿勢でも周りが見づらくなります。そこで…

豊田市消防本部予防課 吉川雄介さん:
「なるべく壁をつたって避難するよう心がけてください。壁を触っていくことによって扉や次の道がわかる。扉のドアノブや次の逃げる道がわかるので壁を使うのは効果的です。また、スマホのライトを使うのも効果的。(煙で周りが)暗くなっているので、光を照らすことで安心感がある」

火災が起きても慌てず避難してほしいといいます。ただ、まずは火事を起こさないこと。まだまだ空気が乾燥したり、暖房器具を使用する機会が、続くため、火災予防の意識を高く持ってほしいと訴えます。

豊田市消防本部予防課 吉川雄介さん:
「県内や市内で火災の件数が1件でも減らせるように、市民の方にも火の取り扱いに十分注意して生活してもらいたい」

※吉川雄介さんの「吉」は、下が長い「土」

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