旬の「ブリ」「サバ」の仕入れ価格が100円以上値上がり しけや強風などで漁獲量が減ったことが影響
名古屋市中区・大須の「魚安商店」で弘中孝宜さんに、ブリとサバの価格について話を聞きました。ブリは1月20日に2025年の「ひみ寒ぶり」の終了が宣言されました。そのため京都府産のブリの需要が高まり、前週と比較して仕入れ値が150円上がっています。さらにサバは天候の影響で漁獲量が減って仕入れ価格が100円上がりました。旬の魚の価格はどうなるのか、取材しました。
●ブリ 100グラム
店頭価格300円(仕入れ価格 前週比+150円)
氷見の寒ブリは、氷見漁協や漁業関係者などが参加する「氷見魚ブランド対策協議会」が、ブリの型や大きさ、数量を見てその年のシーズンの訪れを宣言します(ひみ寒ぶり宣言)。この期間に氷見漁港で流通したブリの中から、対象の重さを満たしたものが「ひみ寒ぶり」として出荷されます。今シーズンは7キロ以上のブリが対象でした。
今シーズンの「ひみ寒ぶり」は2024年11月20日に宣言され、2025年1月20日に終了。ひみ寒ぶりが市場に出回らなくなったため、京都府のブリの需要が高まったといいます。27日の魚安商店にも京都府産のブリが並んでいました。
魚安商店 弘中孝宜さん:
「京都府産のブリの鮮度が良かったので仕入れました。需要の高まりもありますが、しけで入荷が少なかったのも原因の1つです。この先、天候が良ければ価格はぐっと下がると思います」
●サバ 1匹 約700グラム
店頭価格1400円(仕入れ価格 前週比+100円)
長崎県産のサバですが、先週と比べて仕入れ値が100円上がりました。
魚安商店 弘中さん:
「海が荒れた影響で漁獲量が少なく、価格が上がってしまいました。今後は徐々に水揚げが増えると思うので、価格も下がるのではないでしょうか」
(2025年1月27日放送「5時スタ」より)