日銀が政策金利を引き上げ→銀行からお金が借りにくくなる 私たちの生活への影響は
利上げによる生活への影響は
そもそも「利上げ」とは、物価の上昇を抑えるために行います。日銀が各金融機関へのお金を貸し出しを締め付けます。つまり、私たちも銀行からお金が借りにくくなる状況になるのです。
住宅ローンでは、変動金利の住宅ローンは利率がアップ。普通預金、定期預金に関しては、資金を集めたい銀行は預金の利率をアップして幅広くお金を集めようとします。
そして企業も銀行からお金を借りづらくなるため、経済活動はマイナスの方向に向かいます。消費者に物を買ってもらおうと、企業は物の値段を下げるように。日米の金利差も縮まるので円安がおさまり、輸入品が安くなることも予想されます。
物価は安くなりますが、企業がお金を借りづらくなる状況は続きます。そうなると、企業の生産活動は冷え込む可能性もあるのです。景気を好循環させるためにも2025年、中小企業も含めて賃上げをして、消費を冷え込ませないことが鍵となりそうです。