日本の「美濃焼タイル」が「中東」へ イスラム建築のタイルに需要あり 国内需要が落ち込む中で海外に活路
エクシィズは現在、アジアや欧米など世界中に販路を拡大しています。中には国内の相場の倍ほどの価格で取引されるタイルもあるほどです。海外向けタイルの売り上げは、会社全体の売り上げの約6割を占めるまでに成長。さらに、2040年に向けて大規模な都市開発が進むドバイでの展示会も計画しています。中東は、タイルを多用するイスラム建築の影響を受けた地域。大きな需要が期待できます。
エクシィズ 笠井会長:
「いま(海外で)9億くらい売上を作ることができています。5年後くらいまでには(海外での売上を)15億くらいまでに増やしたいです」
日本経済新聞社 記者:
「日本の伝統産業の多くは国内需要の低迷に頭を抱えています。海外に目を向けて、自らの製品の良さを正しく評価してもらえる“需要”の見定めが生き残りの鍵となるでしょう」