鳥インフル猛威で「卵」の価格がじわりと上昇中 先週より32円高い1パック247円 今後も値上がり予想
高病原性鳥インフルエンザが猛威をふるっています。名古屋市中区の大須商店街にある「生鮮食品館 サノヤ」では、卵の仕入れ値が前週と比べて30円上昇。店頭価格は247円でした(1月23日時点)。一時は年末需要が落ち着いていた卵の価格ですが、バレンタインや恵方巻きの需要増加に伴い、さらに価格が上がっているようです。
一方、鶏モモの仕入れ価格は下がっています。卵や鶏肉の今後の価格について、サノヤの百武勇希さんに話を聞きました。
●卵 M1パック
店頭価格247円(仕入れ価格 前週比+30円)
年末需要が落ち着いて価格が下がっていましたが、今週は30円値上がりしました。
サノヤ 百武勇希さん:
「例年、いまの時期は恵方巻きやバレンタインで需要が高まり、相場は上がる傾向にあります。鳥インフルエンザの影響も重なったことで卵自体が少なくなって、価格が上がっています」
2024年同時期の卵(M1パック)の店頭価格は182円でした。しかし、8月下旬には夏の暑さの影響で流通量が少なくなり195円に上昇。その後、年末の需要が高まるにつれて少しずつ上がり、12月上旬には257円となりました。年明けには214円に値下がりしましたが、バレンタイン需要や鳥インフルエンザの影響で高値が続いています。
サノヤ 百武さん:
「徐々に鳥インフルエンザの影響が出てきているので、今後も相場は高くなると思います」
●鶏モモ 100グラム
店頭価格97円(仕入れ価格 前週比-2円)
サノヤ 百武さん:
「サノヤの鶏肉は九州地方から仕入れています。鹿児島県や宮崎県の農場で鳥インフルエンザの感染が確認されましたが、今のところ価格に影響は出ていません」
鶏モモは前週に比べて仕入れ値が下がっています。しかし今後、九州地方で鳥インフルエンザの感染が拡大した場合、価格が上昇するかもしれません。
(2025年1月23日放送「5時スタ」より)