「患者に最大の効果が得られるリハビリを」愛知医大に仮想現実の技術を用いた新リハビリシステム
愛知県長久手市の愛知医科大学内にバーチャルリアリティーなどの最新技術を活用したリハビリテーション施設が誕生します。
吊り橋の映像を見ながら歩く男性。吊り橋が揺れると、床のベルトも小刻みに動きます。これは、仮想現実=バーチャルリアリティーの技術を用いたリハビリシステムです。現実に近い状況で歩行の訓練ができるほか、体に取り付けたセンサーや床のベルトから、姿勢や筋肉の動きまで分析することでより効果的なリハビリにつなげることができます。
愛知医科大学は、こうした最新技術などを取り入れた新たなリハビリ施設「プロリハ」を1月23日に大学内に開設しました。この施設は大学病院に入院する患者や外来の患者が利用できるほか、大学の研究などにも活用されます。
愛知医科大学 尾川貴洋教授:
「教育・診療・研究という3つの柱ができる環境がそろってきたと思う。最大の効果が得られるリハビリをやりたい」