彼女と別れプレゼントに買った122万円のバッグに未練ナシ 理由は新しい彼女 コメ兵買取センターに密着
中古ブランド品を中心に買い取る「KOMEHYO名古屋本店」副店長の天野良祐さんによると「金相場がすごく高騰している」「為替の影響から(海外の)各ブランドさんの定価が上がっている」といいます。海外ブランドは円安の影響で買い取り相場が上昇中なんです。
KOMEHYO名古屋本店に定点カメラを設置させてもらい、買い取りの様子を取材しました。
合計約20万円で購入した衣服とバッグ
大きな紙袋を持った女性は、ブランド品の服5着とバッグ1つです。購入時の金額は6点合わせて約20万円。店員がまず手に取ったのは、イタリアの高級ブランド「ブルネロクチネリ」のセーターです。
海外ブランドは円安の影響で、買い取り相場が上がっています。高額買い取りに期待が高まりますが、綿やウールなど衣類の素材表記の書いてあるタグが付いていません。結果、タグなしの衣類2着は買い取ってもらえず、売れたのは4点でした。
買い取り価格は6万1000円。「想定額の下。残念です」と話す女性客。おしゃれが趣味で、新しい服を買っては、いらなくなった物を売るのが習慣といいます。
買い取りをするようになったきっかけは、ルイ・ヴィトンのバッグでした。「(買った時は)60か70万円しました。(最初に売りに来た時に)本当にその(買った時の)値の1万~2万円少ないくらいで。いい値段で引きとってもらいました」。それがこれまでの最高額。2025年は記録更新が目標と話していました。
購入時122万9000円だったルイ・ヴィトンのバッグ
男性が持ち込んだのは、フランスの高級ブランド「ルイ・ヴィトン」のバッグ。「かなり珍しいバッグです」と、ひと目見た店員が驚きました。
客:「買った時の(明細)があったんですけど、122万9000円!」
店員「物が発売されてからそんなに時間が経っていないので、在庫自体がほとんどないお品物ですね。ルイ・ヴィトンを象徴するようなアイコニックな金具やモデルがあったほうが金額は高いので、出し惜しみなく上限でお伝えすると、66万円」
客:「70(万円)でお願いします」
店員:「70(万円)はちょっと…(笑)。66万円です。出し惜しみなく、しっかりご案内をしておりますので」
値上げ交渉はしたものの、男性はあっさり受け入れました。話を聞くと、恋人のプレゼント用として購入したそうですが、別れてしまったとのこと。
男性客:
「別にいいかなって。(彼女の)誕生日のプレゼントとして買って、来月だったんですけど別れちゃったんで。レディース用なので使わないじゃないですか」
とはいえ、いまは新しい恋人ができて幸せな様子。66万円は、いまの彼女のために大切に使うそうです。
(2025年1月22日放送「5時スタ」より)