「戦争をやめることに力を尽くしてほしい」トランプ大統領への思い 中東地域の平和を願いガラス絵
トランプ大統領誕生はイスラエルとパレスチナ自治区ガザに、どのような影響をもたらすのでしょうか。中東地域の平和を願う愛知県一宮市の画家が1枚の絵を完成させました。
人類に愛を説いたキリストの生涯を描いたガラス絵「ガザ・イスラエル・イコンの方舟」。描いたのは一宮市の画家、堀尾一郎さんです。
堀尾さんは約40年前にイスラエルを訪問。その時の平穏な風景を思い出しながら、平和への願いを込めて1年がかりで絵を完成させました。
堀尾一郎さん:
「難しい理屈を言うよりは、きれいな花やたくさんの動物たちと一緒に、理想の方舟に乗りましょう、という呼びかけをしたいなと。せっかくキリストが生まれた国なので、イエスの物語をその中にイコンとして描いた」
バスを取り囲み、喚起の声を上げるパレスチナの住人たち。バスの中には、イスラエルに拘束されていたパレスチナ人90人が乗っています。1月15日にイスラエルとイスラム組織ハマスが停戦することで合意し、その後、双方がそれぞれの人質を解放しました。
中東に平和が訪れて欲しい。堀尾さんは、トランプ大統領の外交手腕に期待しています。
堀尾さん:
「どういう取引が行われるのかはわからないが、とにかく戦争をやめるということに力を尽くしてもらえばありがたいと思う」