令和の米騒動 2024年12月は9月に比べ約2000円高い60キログラム2万4665円で過去最高
食卓に欠かせない「米」の価格が、上がり続けています。農林水産省が1月17日に発表したコメの相対取引価格は4カ月連続で最高値を更新しています。こうしたコメの価格高騰は、名古屋市内のスーパーマーケットにも影響が出ています。
2024年度のコメの相対取引価格をグラフにしました。9月に全国平均で2万2700円だった価格は上昇を続け、12月には2万4665円に。比較可能な1990年以降、過去最高の価格です。
名古屋市中区・大須商店街にある「生鮮食料館 サノヤ」では、2024年12月時点で3024円だった店頭価格が、2025年1月21日時点で3543円となっています。サノヤの永田善夫さんによると、24年の夏の暑さによって生育不良になったコメがあったため、出荷量が少ない状態といいます。さらにインバウンドによってコメの需要が高まったことも重なり、価格が高騰しているのです。
永田さんは今後の価格について「出荷量が少ない状態が続く見込みで、しばらくは高値で推移していきそう」と話していました。
(2025年1月21日放送「5時スタ」より)