30万円で旧中山道120kmを1週間かけ歩くツアーも 中部地方でインバウンド取り込み狙いあの手この手
TIAD総支配人室 ディレクター 田口千浪さん:
「例えば1泊の方でしたら、この(従来の)メニューでも大丈夫かもしれません。しかし2泊以上連泊される方は『翌日は違うメニューを召し上がりたい』。日本にリピーターでいらっしゃる海外ゲストの方も非常に多くなりましたので、その土地ならではのものを食べたいという要望がございます」
宿泊客へのアンケートでは、洋食メニューのみのときよりも料理の評価は高いそうです。ちなみに取材した日は「ウナギのまぶしごはん」や今の冬の季節に合わせた「おでん」が提供されました。
TIADでは春に「お花見宿泊プラン」始める予定です。名古屋城への送迎や特製弁当が付いたプランを考えていると話していました。
観光戦略に詳しい和歌山大学の大澤健教授に話を聞きました。大澤教授は「最近はインバウンドの欲求が多様化・高度化している」と話します。
「名古屋、中部地方は、味噌からロケットまでつくるものづくりの拠点であること、欧米人が好む武将など魅力があるものが多く、さまざまな需要に応えられる場所です」
大澤教授はさらに「インバウンドに対して、観光を通じてまちやものづくりの魅力を発信することが大切」とも話していました。
(2025年1月20日放送 中日BIZナビ共同企画「東海ビジネススコープ」より)