愛知県のカスハラ防止条例「罰則を設けず制裁措置も見送り」へ 「客が正当な意見・要望を言えなくなる」

地域 ライフ 話題 友だち追加

愛知県は、カスタマーハラスメントを防止する条例について罰則規定を盛り込まない方針を示しました。

愛知県は1月20日、客からの迷惑行為であるカスタマーハラスメント、いわゆるカスハラを防止する条例の案を、専門家や県内の経済団体などに示しました。この案には「何人もあらゆる場所及び状況において、カスタマーハラスメントを行ってはならない」として、カスハラを禁止する規定を盛り込んでいます。

条例を違反した場合の罰則は設けない方針で、県は、罰則を設けると罰則外の行為が正当化される恐れがあることや、顧客などが萎縮し正当な意見・要望がしづらくなることを理由に挙げています。また、三重県桑名市が条例に盛り込んだ「カスハラをした人の氏名を公表する」など制裁措置についても明記を見送りました。

愛知県は、2025年6月定例議会での条例案提出を目指しています。

おすすめの記事

おすすめの記事

アクセスランキング

アクセスランキング

ページトップへページトップへ