学習塾の閉鎖、倒産増で受験生が路頭に迷う 失敗しない塾選びは「閉鎖後の補償」「経営状況の把握の有無」
倒産や閉鎖しないような学習塾を選ぶ方法は?
学習塾検索サイト「ジュクサガス」運営会社の田口健吾さんに話を聞きました。塾を選ぶときに確認してほしいのは次の2つです。
1. 塾閉鎖後の補償はあるか
2. 講師らが経営状況を把握しているか
塾閉鎖後の補償はあるか
塾閉鎖後の補償内容については、契約書や利用規約に塾側の都合で授業ができなくなった場合の補償の記載があるか確認しましょう。例えば「授業ができない場合は協力関係にある他の塾に振り替える」「未受講分の受講料を返金する」といった補償を用意している塾もあります。
こうした塾を選んでおくと万が一の時にパニックになったり、慌てたりせずに済むかもしれません。
講師らが経営状況を把握しているか
塾の経営は主に運営会社が担っていて、現場にいる講師らは経営状況を知らない場合が多いです。もし講師らが経営状況を把握していれば、倒産の可能性がある場合に生徒にほかの塾を勧めるなど対応をしてくれるかもしれません。入塾後は、入塾前に運営に講師が関わっているか聞いておきましょう。
塾選びは受験生の人生がかかっている大切な場面。講師らはもちろん、運営側とも定期的に面談をして運営状況を聞くなど、保護者も含めアンテナを張っておくことが大事です。また学習塾にはどうか、誠実な対応をお願いしたいと思います。