得点力不足の中日ドラゴンズ 来シーズンは“走り回る”「この選手が?という人も」森野将彦コーチが激白
中日ドラゴンズの1軍打撃・作戦コーチに就任した森野将彦さん。井上一樹監督やコーチ陣、選手について話を聞きました。
■森野将彦1軍打撃・作戦コーチの経歴
1997年 ドラフト2位で中日ドラゴンズに入団
2009年 キャリアハイの23本塁打、109打点を記録
2010年 キャリアハイの179安打、打率.327を記録し、ベストナインに
2014年 ゴールデングラブ賞
2017年 中日一筋で現役引退
2018年以降 中日のコーチや野球解説者として活動
1月7日にナゴヤ球場に足を運ぶと、ランニングをする石川昂弥選手や、再起を目指す大野雄大投手の姿がありました。石川選手は「たくさんホームランを打って、たくさん活躍してチームが勝てるように頑張りたい」と話していました。
――両選手には、オフに入る前に何かお話をされましたか。
「石川の場合はけがをしていたので、『とりあえず治してから。1年間、出られる体づくりをしてくれ』と伝えました。大野はベテランですから、自分でやっていきますよ(笑)」
意外な選手も“走り回る”?
――1軍の打撃・作戦コーチとして、具体的にはどんなことをするのでしょうか。
「まずは選手に作戦面の動きを理解してもらうことです。あとは、その作戦をどのようにどこで監督に選択肢を与えて実行してもらうか」
――森野さんが作戦を考えますか。
「そこまでは考えなくていいと思うんですけど、監督が選ぶということですよね。その準備をするだけですね」
――井上監督が目指す、今シーズンの点を取る作戦はもう共有されているんですか。
「ある程度、形はありますね。とにかく元気よく、選手がグラウンドの中を走り回ると思います」
――今シーズンは特に走塁、盗塁するところでは少し数が少なかったかも分かりません。変化はありそうですか。
「あると思います。この選手が? というのもあると思います」
――ちなみにどんな選手ですか。
「僕みたいな選手ですね。足に期待されないような選手も走ってもらいたいな、と思います」