200万円超える盆栽も 日本古来の文化「盆栽」を堪能できる展覧会 鉢の中で自然の風景を表現
日本古来の文化「盆栽」の魅力を堪能できるイベント「銘風盆栽展」(以下、銘風展)が1月10日から12日まで、名古屋市中小企業振興会館で開催されました。国内で2番目に長い歴史を持つ盆栽の展示会。中には200万円を超える高値の作品も並んでいました。
盆栽は、小さな鉢の中で自然の風景を表現します。植物そのものと鉢との組み合わせから、全体の鑑賞物としての美しさを見いだす、日本の“伝統的な芸術”ともいえます。
会場には盆栽愛好家が育てた盆栽の展示と販売コーナーの2つに分かれています。展示品の1つにある黒松は、手のひら2つ分のサイズで30万円、大きいサイズで200万円でした。手塩にかけて育てた盆栽ゆえに、価格が高いのも当然です。
さらに樹齢200年以上の盆栽もありました。中部盆栽組合の組合長、鈴木亨さんによると、樹齢300年の盆栽もあるといいます。
こちらの盆栽は樹齢300年から400年。今回の銘風展の審査会で、最高峰の賞「内閣総理大臣賞」を受賞しました。「太い幹の流れ、動きが非常に素晴らしい点が評価されたと思いますね。小さい鉢の中で大木感を表現する。それが盆栽の大きな魅力です」と鈴木さんは話していました。
(2025年1月10日放送「5時スタ」より)