名物「ぴよりん」はどのように生まれるか 複雑な構造「働くスタッフへの要求めっちゃ高い」大量生産は困難

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名古屋名物「ぴよりん」

名古屋コーチンの卵を使った、ひよこ型の名物スイーツ「ぴよりん」。ぷるぷるふわふわ見た目がとってもかわいい名古屋の新名物だ。JR名古屋駅中央コンコースにある「ぴよりんSTATION カフェジャンシアーヌ」では、「ぴよりん」を販売しているほか、映え必至な「ぴよりんメニュー」が楽しめる。

今回は、職人たちの熟練の技が光る「ぴよりん」の製造工程を紹介する。

【動画】名古屋名物「ぴよりん」はすべて手作り!春日井にある工場に潜入!

1つずつ手作り! 繊細すぎる「ぴよりん」の製造工程

複雑な構造のため1つずつ手作り

「ぴよりん」は、外側がババロアで中はプリン、土台はスポンジケーキと3層に分かれている。複雑な構造を1つずつ手作りしているため、大量生産が難しいのだ。

オーブンで15分間蒸し焼きに

「ぴよりん」を作っている工場「ぴよりんアトリエ」は、愛知・春日井市にある。まずは、名古屋コーチンを使ったプリンの素をたこ焼き器のような型に注入し、オーブンで15分間蒸し焼きに。

カチカチのプリンが完成

熱々のプリンを冷凍庫に入れると、カチカチのプリンが出来上がる。

プリンをババロアに沈める

プリンをカチカチにすることで、ババロアの中に入れやすくなる。プリンをババロアに沈め、再び凍らせて容器から取り出すと、胴体が完成。

粉末状にしたスポンジ生地をやさしくまとわせる

この胴体に土台のスポンジケーキを付け、粉末状にしたスポンジ生地をやさしくまとわせていく。この映像にSNSでは、「手作業が丁寧過ぎる!」「働くスタッフへの要求、めっちゃ高い!」などの声が上がった。

「ぴよりん」づくりは一日にして成らず

チョコレートの“目”をあしらう

スポンジで羽毛をまとわせたら、次はパーツを取り付けていく。目はチョコレートでできており、差し込みやすいように先がとがっているのが特徴。工場のスタッフは、「目は上すぎると顔が上がって見えるし、下すぎるとおでこが広くなる」と話す。簡単そうに見えるが、これも熟練の技なのだ。

羽をさす場所によっては、「ぴよりん」が飛び立ってしまうそう

続いて胴体の横に羽をさしていくが、こちらも「上の方に羽をさすと耳みたいになるし、後ろにさすと飛び立ってしまうので(笑)」とのこと。いい感じのところにさすのも至難の業。

何か話したがっているような「ぴよりん」のくちばし

羽を付けたあとは、頭にちょこんとトサカを乗せ、仕上げにくちばしをさす。形を整えたら出来上がり! この繊細な作業こそ、「ぴよりん」づくりの肝だ。

画像右はディレクター作、慣れない作業に苦戦した様子がうかがえる

取材中、「ぴよりん」の仕上げに挑戦した番組ディレクターは、慣れない作業に悪戦苦闘。「(パーツが)溶ける。早くやらないとダメ」とつぶやきながらも完成させたが、ほかの「ぴよりん」とはひと味変わったテイストに仕上がった。

「ぴよりん」は一日にして成らず。名物スイーツは、職人たちの努力の賜だった。

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