渋滞予想のプロに聞く「年末年始の渋滞」を避ける方法 伊勢方面は滞在時間長くすると快適な移動に

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ネクスコ中日本によりますと、2024年度の「年末年始の10km以上の渋滞予測」では、長距離の渋滞を予測した回数がネクスコ中日本管内では99回、東海3県では46回です。さらに2023年度と比べると、渋滞の数が増えると予測されています。

渋滞の要因や混雑が予想される区間について、ネクスコ中日本・高速道路ドライブアドバイザーの花田大輝さんに話を聞きました。

大阪方面から名古屋方面、断続的に最大50キロの渋滞か

年末年始の10km以上の渋滞予想(12月27日~1月5日)

――なぜ、2023年よりも渋滞予測が多くなるのでしょうか。

「今年は曜日の並びが良く、9連休になる方が多いからです。2023年の渋滞の傾向も踏まえ、東名・新東名の渋滞予測をアップデートした結果、渋滞回数が増えると予測しています」

東海地方で混雑が予測される区間

――東海地方ではどの辺りが渋滞になる見込みですか。

「12月28日・29日は伊勢湾岸道の下り線、弥富木曽岬インター付近を先頭に最大25キロ、東名の下り線、豊田JCT付近を先頭に最大20キロ。静岡名古屋方面から大阪方面は断続的に最大45キロの渋滞を予測しています。

1月2日から3日は伊勢道上り線、松阪トンネル付近を先頭に最大10キロ、東名阪道の鈴鹿インター付近を先頭に最大25キロ。前後に5キロ程度の渋滞もあり、大阪方面から名古屋方面は断続的に最大50キロの渋滞を予測しています」

――ゴールデンウイークやお盆のような大型連休と、年末年始の連休の渋滞に違いはありますか。

「年始は伊勢神宮へお参りする方が多いので、三重県内の渋滞が多くなるのが特徴です」

1月2日~4日は午前9時から午後7時まで東名・新東名で渋滞予測

東京方面

――年末年始に自動車で高速道路を利用する場合、どのようにすれば良いでしょうか。

「12月31日・1月1日は大きな渋滞予測はしていないので、お出かけするのにおすすめです」

――しかし、大みそかや元日はゆっくりしたい、との本音も。

「東京方面は12月28日から30日は渋滞予測していないので、ご予定がある方はそのままで問題ありません。年始の1月2日から4日は、午前9時ごろから午後7時ごろまで東名・新東名で渋滞予測しています。朝早くの出発がおすすめです」

大阪方面

「大阪方面は、年末年始ともに東名阪道・伊勢湾岸道で朝方から昼過ぎにかけて渋滞予測しているので、午後2時以降の移動で渋滞を回避できます。伊勢の近辺へ行かれる方は、午前10時までに伊勢に到着するように移動してもらい、午後7時30分以降に現地を出発するプランを立てていただくと、渋滞を回避できそうです」

高速道路の混雑を回避できるとはいえ、年末年始は普段よりも交通量が多くなります。「渋滞予測を見ながら、うまく渋滞を避けて快適に過ごしてもらいたい」と、花田さんは話していました。

また車を利用して移動される方は、安全運転を心がけるようにしてください。

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