伊藤忠彦復興大臣地元でイベント参加も有権者に説明なし 自民党知多市支部の政治資金収支報告書未提出問題

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愛知県の自民党知多市支部が政治資金収支報告書を提出していなかった問題で、12月15日、当時支部の代表を務めていた伊藤忠彦復興大臣は地元に戻りましたが、有権者への説明はありませんでした。

愛知県選挙管理委員会によりますと、自民党知多市支部は伊藤大臣が代表を務めていた2009年と2010年の政治資金収支報告書を2024年3月まで提出していませんでした。

政治資金規正法では、収支報告書が2年連続で未提出の場合、政治団体の届け出がないものとみなされ、それ以降の寄付の受付や支出を禁じています。

ただ自民党愛知県連によりますと、知多市支部は、寄付金による政治活動ができなくなった2011年以降も自民党愛知県連から交付金を受け取っていて、総会などの政治活動も続けていたとみられます。

伊藤大臣は15日、地元選挙区・愛知8区の東浦町で行われたマラソン大会に来賓として出席しましたが、この問題について有権者への説明や謝罪はありませんでした。

伊藤忠彦復興大臣:
「どうか力を合わせていい汗をかいていただいて、ぜひ思い出に残る1日にしてください。皆さん、ガンバロー!」

終了後、伊藤大臣に取材を試みましたが…

記者:「2009年と2010年の収支報告書が提出されていなかったことはご存じでしたか?」

伊藤大臣:(答えず)

記者:「説明責任はどのように果たしていくおつもりでしょうか?」

伊藤大臣:(答えず)

記者の質問に対しては答えず、会場をあとにしました。

伊藤忠彦復興大臣は、12月13日の参議院予算委員会で、収支報告書が未提出だったことについて、「心配をかけたことに素直におわびする」と陳謝しています。

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