「若年層にもアートに触れ合って」松坂屋がアート専門フロアをオープン 若手作家の発掘や顧客獲得目指す

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松坂屋名古屋店の本館8階がアートの専門フロアに生まれ変わり、12月10日、リニューアルオープンを迎えました。若年層の顧客獲得や若手作家の発掘を目指します。

売り場面積は2.5倍、展示作品数は260点以上に

エスカレーターを上がった先にあったのはARTHUBの文字。アートフロアに生まれ変わってリニューアルオープンした、松坂屋名古屋店の本館8階です。アート関連の売り場の面積は改装前の2.5倍に、50から60点程だった展示作品数は260点以上になりました。個展を開いていた作家は…

陶芸家 鈴木伸治さん:
「作り手として発表の場が大きいところが出来上がるというのは、作ることに対して励みになるし、そこで発表したいという気持ちになるので、より頑張りにつながる」

売り場面積が広くなった画廊では、作品の間隔を広く開けることができ、1つ1つの作品をより集中して見ることができるようになりました。

大丸松坂屋百貨店アート担当 荒川知二部長:
「(以前は)年齢層の高い客を中心にお買い求めいただくことが多かった。今回はすそ野を広げる、若年層にもアートに触れ合っていただきたいという意味合いで、エリアごとに展開を考えた」

落ちたスパゲティーのアート

ギャラリーの柱に貼り付けられた皿の下にはスパゲッティーが。現代アートや若手作家の作品も多く取り揃え、若年層の顧客獲得も目指しています。

さらに、若手作家を発掘する取り組みも。フロアの北側に位置する「アトカケアートラボ」はステーションAiに入居するスタートアップが手がけています。百貨店の販売員からアートマーケットについて学ぶ、若手作家向けのプログラムを企画しているということです。

アトカケ 夏目一輝CEO:
「芸術大学では習わないような内容になっていて、ピッチコンテストという形で、最終的には自分の作品はどういうものなのかを伝えきるというところまでやっていけたら」

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