「意外と楽しんでいて…」 介助犬見習い「ナルくん」が中部国際空港で飛行機の音や人混みなどへの対応訓練
手や足に障害がある人の日常生活を助ける「介助犬」の訓練が、11月27日に中部国際空港で行われました。
介助犬を養成する団体の職員に連れられて中部国際空港にやってきたのは介助犬の見習い3匹です。3頭のうちの1頭、3歳のオス・ナルくん。
日本介助犬協会 櫻井 友衣マネージャー:
「この子は、犬と遊ぶより人と遊ぶのが好きな子で、1日ずっと寝ているようなまったりとしている子です」
空港はキャリーバッグを持った多くの人が行き交うほか、飛行機の音などの刺激が多く、介助犬にとってストレスのある場所です。その状況下でも、落としたものを拾ったり、電動車いすのスピードの緩急にあわせて歩くスピードを調整したりと、訓練通りに介助できるかを確認しました。
日本介助犬協会 櫻井 友衣マネージャー:
「名前を呼ぶと振り返ってくれたので、結構できていると思います。こういう場所もはじめてなので、ちょっとどうかなと思ったんですけど、意外と楽しんでいて、リラックスしていて良かったなと思います」
ナルくんは12月から介助犬を希望する人との実践訓練を始め、2025年3月のデビューを目指します。