「日米関係を発展していきたい」在名古屋米国領事館の首席領事に密着 留学生支援に生け花まで
名古屋の中心部にあるアメリカ領事館。そのトップ、首席領事にカメラが密着。アメリカと日本の「架け橋」として奮闘している様子を取材しました。
2024年7月から名古屋で暮らす、アメリカ人のアンナ・ワンさん。在名古屋米国領事館のトップ、首席領事を務めています。今回は特別に、領事館内部を取材させてもらいました。
厳重なセキュリティを抜け、首席領事、アンナさんの部屋をのぞいてみるとリモート会議の真っ最中でした。相手はアメリカの大学で、日本の留学生の支援について話し合っていました。
アンナ・ワンさん:
「私たちがしている学生への投資は、長期的に見て日米両国にとって、大きな利益になるでしょう」
領事館の役割の1つは、留学生の後押しです。そして、もう1つの役割は東海地方の民間企業や行政の若手に対して、学び合う機会を提供することです。
この日、アンナさんは生け花の体験をしていました。これも外交官として重要な仕事の1つだといいます。
アンナ・ワンさん:
「外交官として、相手の国のことを分かるのも本当に大事」
初体験に戸惑いながらも、ニッポンの秋を表現しました。
「今日の生け花レッスンを通じて、日本人がどれくらい細かく注意しているか、ちょっとだけ分かりました」
日本の文化を体験することだけが、仕事ではありません。後日、アンナさんを訪ねると生け花レッスンの様子をSNSで投稿しようと写真を選んでいました。SNSでの情報発信に力を入れています。
アンナ・ワンさん:
「名古屋に米国領事館があるの、と存在を知らない人が結構います。SNSを通して、領事館の存在感を深めていきたいです」