中日、金丸夢斗投手の素顔に迫る 元阪急ブレーブス投手・山口高志さんとの出会いが転機に「神的な存在」
10月24日のドラフト会議で中日ドラゴンズが交渉権を獲得したのが、関西大学の金丸夢斗投手。ストレートの最速は154キロ、4種類の変化球を操るコントロール抜群の本格派サウスポーです。そんな金丸投手の素顔と成長秘話に迫ります。
小学生時代の金丸投手
兵庫県神戸市出身の金丸投手。高校野球の審判をしていた父のすすめで、小学1年のときに野球を始めました。関西大学に進学するとその頭角を現し、絶対的エースに。72イニング連続で自責点ゼロをマークするなど、大学球界ナンバーワンピッチャーといわれるまでに成長しました。
そんな金丸投手、マウンド上ではクールな顔を見せますが、「プライベートではそんなことはない」と笑顔で話します。
プライベートではかわいらしい一面も
金丸投手:
「野球面ではポーカーフェイスを意識していたので、今も自然とポーカーフェイスになっていますが、プライベートではそんなことはないです」
金丸投手をよく知るチームメート、河野勇真さんは「メリハリがあるので、練習がオフモードの時はちょっかいをかけてきたり、急に変なことをしたり。子どもでとてもかわいらしい一面ばかりですね」といいます。
マウンドで見せるクールな一面とは裏腹に、普段とのギャップが魅力の金丸投手。しかし幼い頃からの夢だった、プロ野球選手を諦めかけたときもありました。それが、新型コロナウイルスの影響による、夏の甲子園の中止でした。
金丸投手:
「高校生のときは甲子園を目指していたので、『今まで何のために頑張ってきたんだろう』という思いはあって。なかなか前を向くことができませんでした。でも『自分の野球はこれで終わりじゃない』と切り替えて、そこからもう1回練習を始めました」