過熱する小学校受験、受かるには親子面接の対策がカギ 緊張から、回答に詰まる父の姿も 名古屋市
10月ごろからスタートする小学校受験。工作や運動など、さまざまな試験内容がありますが、特に重要視されているのが親子で参加する面接です。今回は名古屋市千種区にある進学塾「エコール・ドゥ・アンファン東山校」に密着させてもらい、小学校受験に挑む2組の親子を取材しました。
「エコール・ドゥ・アンファン」は、多くの子どもたちを有名小学校に合格させてきた実績があります。同塾の教務業務部の荒川恵也部長は、親子面接が特に重要と話します。
荒川恵也部長:
「家族の温かみも含めて表れるのが面接です。父親・母親のアツい思いや子どもの自然な姿が一番よく出ます」
「公立小学校と私立小学校の違いは?」
まずは椙山女学園附属小学校を目指す家族の面接対策に密着しました。先生はいくつかの質問をします。
先生:「もしも自分が今遊んでいたおもちゃを、お友だちが黙って持って行っちゃったらどうしますか?」
子ども:「違うもので遊びます!」
先生:「公立小学校と私立小学校の違いって、お母様の中でどのように(考えている)?」
母:「私立小学校では教育理念が明確であること」
母親と子どもは順調に答えていきましたが、父親が女子教育に対する考えについて問われると、緊張で答えに詰まってしまいました。しかしその後は持ち直し、面接は無事に終了しました。先生からは「最初の質問のところは、ちょっと緊張しましたね」という総評が。それ以外は何も引っかかるところはなかったと評価しました。
「目標に向かって家族が一致団結できたら」
続いて、南山大学附属小学校の受験を予定している家族が面接に挑みました。元気いっぱいの子どもは、最初は外で遊ぶことについてハキハキと答えましたが、時間が経つにつれて大きなあくびを連発。しかし、最後には魚のお世話についての質問に対して笑顔で答え、挽回しました。