自転車「ながらスマホ」厳罰化へ 自転車事故死傷者の約8割が「ながらスマホ」などの法令違反

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スマートフォンなどを使いながら自転車を運転する「ながらスマホ」の罰則が、11月1日から強化されます。

記者:
「スマートフォンを片手に持ったまま、自転車を運転しています。あちらの男性も人が行き交う中、スマホを見ながら運転しています」

自転車に乗りながらスマートフォンを操作する、いわゆる「ながらスマホ」。街の人はどう感じているのでしょうか。

街の人:
「危ないと思うし、危ない目にも遭っている。正面から向かって来た自転車がスマホをずっと見ていて気づいてもらえなくて、道も狭いので当たりそうになったり」
「怖いですね、もういっぱいです。(この道は)自転車も通れるが、みんなほとんどこれですよ(スマホを見る仕草)。何とかしてもらわないとね」

「ながらスマホ」厳罰化 半数以上が「知らない」と答える

11月1日からは改正道路交通法が施行され、「ながらスマホ」の罰則が強化されます。違反をした場合、6カ月以下の懲役、または10万円以下の罰金が科せられます。自転車の利用者に話を聞いてみると…

自転車利用者:
「知らなかったです。怖いなと思って、自転車だと前を全然見てもらえないので、危ないなと思って」
「知らないです。危ないです。見ていて。シンプルに」

名古屋の栄周辺で自転車の利用者に「11月から『ながらスマホ』が厳罰化されることを知っているか」話を聞いたところ、50人中34人と半数以上が「知らない」と答えました。

11月1日から施行 警察官「(画面見ていると)一瞬のうちに数メートル進んでしまう」

そこで10月17日、愛知県警は「ながらスマホ」の罰則強化について周知を図ろうと、中区栄でチラシを配り、安全運転を呼びかけました。

警察官:
「11月1日から自転車利用中の『ながらスマホ』と『酒気帯び運転』の罰則が強化されます」

愛知県警によりますと、県内で2023年の1年間に自転車を利用していて死傷した人の数は6123人で、このうちの約8割に「ながらスマホ」などの法令違反があったということです。

愛知県警本部 交通総務課 松井拳街頭活動指導官:
「画面を見ながら動いてしまえば、一瞬のうちに数メートル進んでしまいます。この脇見で人や車とぶつかる恐れがあるので、運転とスマホは別々にして、自転車を安全に利用してほしい」

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