「一緒の矛先を向けない選手はいらない」中日ドラゴンズ井上新監督が誕生 ファンからは期待の声が
中日ドラゴンズに井上一樹新監督が誕生し、就任会見に臨みました。
井上一樹新監督:
「このたび、監督をお受けいたしました井上一樹です。私も名古屋で育ててられ、ドラゴンズで育ててもらった身分。恩返ししたい思いでここまでやってきた。責任は重大です」
井上新監督は10月10日、大島宇一郎オーナーからの正式な監督就任要請を受諾し、退任する立浪和義監督の後任として指揮を執ることになりました。就任を決断した理由は…
井上一樹新監督:
「僕は立浪さんへのリスペクトを凄く持っていて、立浪さんが育てた若手、原石、財産を、立浪さんと絆が深くない他の人にもっていかれるより、自分がと思うようになりました」
井上新監督は2024年シーズン、2軍の監督を務めました。球団によりますと、ウエスタン・リーグで2年連続最下位だったチームを優勝争いをするまでに引き上げた手腕が評価されたということで、3年連続の最下位に沈んだ1軍の再建が託されます。
井上一樹新監督:
「自分の色を出しながら頑張る。いい職場、いいチームだねと言われるような、勝つことにこだわる、みんなに愛されるようなチームを目指す」
井上新監督は53歳。1989年にドラフト2位で中日ドラゴンズに入団し、持ち味であるパンチ力のあるバッティングで3度のリーグ優勝に貢献しました。現役引退までの20年間を中日一筋でプレーし、引退後は中日や阪神のコーチを歴任しました。