「テスラ」を分解して丸裸に 自動車部品メーカーの生き残りへ 電気自動車=EVをバラバラにする研修会
電気自動車=EVをバラバラに分解して展示するユニークな研修会が開かれました。会場にずらっと並んでいるのは電気自動車=EVの骨組みです。台の上にはバラバラにされた無数の部品がありました。
記者:
「分解されて骨組みだけになったテスラです。取り出されたバッテリーは、非常に大きいですが、リチウムイオン電池が1つまで分解されて確認することができます」
岐阜県瑞浪市の展示場で10月7日に開かれたのは、東海3県の自動車部品メーカーなどを対象にしたEVの研修会です。会場には分解された16台のEVが展示され、約9万点の部品を間近に見ることができます。
EVはエンジン車に比べ部品の数が少なく、普及が進めば部品メーカーの経営に大きく影響します。この研修会は最新のEVの仕組みや部品について知ることで、部品メーカーに生き残り策のヒントを得てもらおうと中部経済産業局が企画しました。
中部産業連盟 自動車サプライヤーセンター 酒井哲治さん:
「あらゆる部品が展示されているので、自分のところの技術でやれるんじゃないかと考えてもらえたら」
参加した部品メーカーは…
山田製作所 生産管理部 山田拓海部長:
「電気自動車になるので、がらっと(部品が)減ると聞いていた。どういったもの(部品)が残るのか、新たにうちで製作・加工できるものを探して、お客さんに営業をかけていきたい」