トヨタ「ハイエース」を大改造 国内シェアトップ年間約800台のキャンピングカーを製造する工場に密着
コロナ禍の影響もあり、ここ数年でさらに人気が急上昇しているキャンプ。その心強い相棒となるのがキャンピングカーだ。今回は、キャンピングカーを製造する「トイファクトリー」の工場に潜入。その製造工程に密着した。
“走るお家”に大改造! キャンピングカー工場に潜入
完成した車体をのぞくと、イスとテーブル、棚やシンク、ベッドからエアコンまであらゆる家具がそろっており、まさに“走るお家”。早速、製造工程を見ていこう。
「トイファクトリー」の工場に、「ハイエース」がトラックに積まれてやって来た。こちらはキャンピングカーを作るための特装車で、内装が施されていないまっさらな状態。この特装車を大改造していく。
まずは作業員がピンク色のテープを窓枠に沿って貼り付ける。サイドや後ろの窓にもしっかり貼った後、窓にピタッと謎の道具を取り付ける。「バキバキッ」との音とともにワイヤーが窓枠に沿って動いていくと、なんと窓ガラスがきれいに外れた。
使っていたのは「オレンジバット」という道具。ポリエステル製のワイヤーを窓枠にぐるりと沿わせ、ドリルで巻き取ることで、窓と車体をくっつけていた接着剤を剥がしていたのだ。この作業で、どんな窓も一発できれいに外すことができる。