「それは詐欺です」ローソン店員がお手柄 高額プリペイドカード買いに来た客諭し、特殊詐欺の被害を防ぐ
架空料金請求詐欺を未然に防いだコンビニの店員に感謝状が送られました。
感謝状が送られたのはローソン守山小幡四丁目店の店員、バンダリ・ニルマルさんです。愛知県では9月から特殊詐欺の被害防止に貢献したコンビニ店員に対し、報奨金を出す制度が始まっていて、ニルマルさんは初の対象者となりました。
ニルマルさん:
「感謝状をもらえてうれしい」
9月8日正午ごろ、ニルマルさんがレジで接客をしていると、70代の男性があわてた様子で入ってきて、「プリペイドカードを16万円分購入したい」と申し出ました。使い道を尋ねたところ、「自宅のパソコンがウイルスに感染した」、「セキュリティソフトを入れるためにプリペイドカードを購入するように指示された」と男性が答えました。詐欺だと確信したニルマルさんは、男性に詐欺だと伝え、警察に通報して被害を未然に防ぎました。
愛知県警によると2024年8月末までの県内の特殊詐欺の認知件数は949件です。2023年に比べ、1件当たりの被害額が大きくなっているということです。愛知県警は「ウイルス感染などの不安をあおる表示が出てきても連絡を取らず、警察に相談をしてほしい」と呼びかけています。