「監督が責任を取るのは当然」ドラ立浪監督が突然の退任表明 9試合を残し最下位転落で決断
9月18日、阪神タイガースに大敗を喫し、中日ドラゴンズはリーグ最下位に転落しました。試合後、立浪和義監督は「結果が全ての世界。3年目の今年は勝負をかけたところで結果が出せなかった。監督が責任を取るのは当然。けじめをつける」と今シーズン限りでの退任を表明しました。突然の表明にファンは…
ファン:
「3年あって立て直しがきかなかった 結果が全てなので」
「成績が悪いから仕方がないかな」
「もうこれ以上は期待できない」
ミスタードラゴンズ待望の監督就任も球団史上初の2年連続最下位
現役時代は2000本安打達成や、日本プロ野球史上最多の487本の二塁打を記録するなど、立浪監督はミスター・ドラゴンズとして4度のリーグ優勝に貢献しました。
立浪監督:
「私に与えられた使命は、とにかくチームを強くする。1人でも多くのファンに球場に足を運んでもらえるような、魅力のあるチームをつくっていきたい」
チーム再建を託され、2021年オフに3年契約で監督に就任しました。1年目は当時高卒3年目だった岡林をレギュラーに定着させるなど、育成面では成果を挙げるも最下位に。2年目は現役ドラフトで獲得した細川を、自己最多の24本塁打をマークする好打者に育てるも、球団史上初の2年連続最下位に沈みました。
2024年は首位スタートも成績は低迷 9月18日に最下位に転落
結果が求められる契約最終年2024のシーズンは、長年の課題である得点力不足の解消に向け、巨人を退団した中田を獲得するなど打線を中心に補強。4月に6連勝を飾るなどスタートダッシュに成功し、2891日ぶりに単独首位に立ちました。
しかし、得点はここまでリーグワーストと得点力不足は改善されず、順位は徐々に低迷。18日の敗戦で最下位に落ち、借金は今シーズン最多の「18」に膨らんでいます。
成績不振の責任を取り9試合を残して退任を表明した立浪監督。一夜明け、ドームでは練習が行われましたが、立浪監督が報道陣に対応することはありませんでした。
退任表明を受け選手は…
高橋宏斗投手:
「僕を育ててくれたのは立浪監督なのでもう少し何かできたのではないかと思う」
細川成也外野手:
「僕はクビ寸前だった身ですし、そんな僕をドラゴンズで拾っていただいて、本当に僕としては感謝しかない気持ちです。勝たせてあげられなくて申し訳ないという気持ち」