「改めて謝罪しないと」名古屋城バリアフリー巡る差別発言問題で河村市長陳謝 検証委員会の最終報告書受け
名古屋城のバリアフリーに関する市民討論会での差別発言問題で、9月18日、検証委員会が最終報告書を公表し、河村たかし市長に手渡しました。
これは2023年6月、名古屋城木造復元計画のバリアフリーに関する市民討論会で、参加者から差別発言があり、市の職員が制止しなかったことが問題となっています。
2023年8月に外部の有識者らで構成される検証委員会を立ち上げ、これまでに市長や関係職員への聞き取り調査などを実施してきました。18日、検証委員会は最終報告書を公表し、河村市長に手渡しました。
最終報告書では、討論会で差別発言が起こった背景として、市長と職員の間で「史実に忠実な復元」への考え方にずれがあったことや、市民への情報提供が不十分だったことなどが指摘されました。
また再発防止策として、市の「障害者差別解消推進条例」の改正や、包括的人権条例の新たな制定を提言しています。
最終報告書を受けて、河村市長は…
名古屋市 河村市長:
「当事者の皆さんには申し訳なかったと、改めて謝罪しないといけない。指摘を受けて、世界一のバリアフリー都市を実際につくっていきたい」