住宅地と商業地ともに大府市の地価が上昇 交通利便性の良さも要因 愛知県が「地価」の調査結果公表
9月17日、土地取引の基準となる「地価」の調査結果が公表されました。愛知県は、住宅地・商業地ともに4年連続の上昇となりました。
愛知県が2024年7月1日を基準日として行った地価調査で、県全体の平均変動率は「住宅地」でプラス2.3%「商業地」でプラス3.6%で、4年連続で前の年を上回りました。県内54市町村のうち「住宅地」で42市町、「商業地」で40市町村の地価が2023年より上がりました。
最も上昇した自治体は、住宅地・商業地ともに大府市で、交通利便性の良さと周辺の地価の上昇から需要が増えているということです。
地点別で最も上昇したのは、住宅地が千種区橋本町2丁目の16.9%、商業地が千種区末盛通5丁目の17.4%です。この2カ所は本山駅の徒歩圏内でマンション需要の増加が地価の上昇につながったということです。
また、地価が最も高かったのは、「住宅地」が中区錦1丁目で1平方メートルあたり175万円。「商業地」では、大名古屋ビルヂングのある中村区名駅3丁目で、1平方メートルあたり1960万円でした。